無印良品が、世界でも勝てる理由 世界に“グローバル・マーケット”は、ない/ 松井 忠三

 

無印良品が、世界でも勝てる理由 世界に“グローバル・マーケット”は、ない』という本、想像以上に読み応えがあり、おすすめです。

著者は、株式会社良品計画の元代表取締役社長である松井忠三氏。無印良品の海外事業戦略について、ここまで詳細が描かれているのは、この本だけです。

 

たとえば、香港やロンドンでは家賃が高く、物件探しが大変であったという逸話。更に、一等地のビルの一階に店舗を出すのではなく、家賃が安めの二階を敢えて狙うという戦略。

それも、プラダなどの高級ブランドと同じビルに店舗を出すことで、無印良品のブランド力の向上も狙うのだという戦略は面白いなと思いました。

(以前、香港で見かけた無印良品の店舗を思い出しました。)

初めから無印良品の海外事業が上手くいったわけではなく、赤字続きだった時期があったという話も、実は今まで知りませんでした。

 

私は社会人になってからというもの、香港・ロンドン・ニューヨークで勤務し、留学してきました。いずれの都市でも、私が滞在していた2010年代には既に「無印良品=人気ブランド」となっていて、無印の商品は日本で購入するよりも高価格帯であるにもかかわらず、現地の人たちに広く受け入れられていました。

無印良品の海外事業戦略は、どうしてこうも上手くいっているのだろうか?と何度も思っていました。

 

特に、香港在住時にはMUJIカフェも「美味しい日本食が食べられるレストラン」であるとして人気を博していました。

ちょうど、当時の職場が香港のタイムズスクエアで、周辺にMUJIカフェがあり、毎週のように同僚と通っていました。日本円にすると一食1500円程度の価格帯なので、決して安くはないものの、「健康的で美味しい日本食」というと周辺にMUJIカフェくらいしかなく、何度も足を運んでいたことが懐かしいです。

 

一読の価値あり。

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